AP現像タンク
120フィルムの現像にはAPの現像タンクを使っている。
http://www.lpl-web.co.jp/products/photo/dark/tank.html
パターソン等と同様、フィルムの巻き込みはリールの上下を交互に回すだけで簡単だし、このリールで135フィルムと120/220フィルムの両方に対応している。一種裏技だが、220フィルムが巻けるということは、120フィルムをつなげて2本分巻くことも可能だ。
弱点は、湿度が高くなるとリールとフィルムの間に摩擦が生じ、途中で巻き込めなくなること。ダークバッグの中は真冬の屋外でもない限りどうしたって高温多湿になるため、いくらリールを乾燥させたところでかなり高い確率で巻き込みが止まってしまう現象が発生する*1。質が悪いことに、一度巻き込みが止まってしまうとフィルムを外すことは困難。強引に外そうとしてフィルムに折り目がついてしまったこともある。
LPLやマスコなどの現像タンクとリールを導入することも考えたが、現像タンク自体そんなに安いものではないし、リール1本で120フィルム2本巻けるメリットは捨てがたい。
問題は湿度。
表面の湿度を減らし、さらさらにしてやればいいのだから…
| \ __ / _ (m) _ピコーン |ミ| / `´ \ ('A`) ノヽノヽ くく
リールにベビーパウダーぶっかけてやればいいんじゃね?wwww
まだ2回ほどしか試していないが、概ね効果はあるようだ。先ほど2本巻きも試してみたが無事現像できた。流石にベビーパウダーが現像液に混入するのは気分が悪いので、予備水洗は必須だが。あと、フィルムを巻き込む際にはフィルムの角を切っておいた方が引っかかる確率は下がる。
*1:はじめは、ダークバッグの外でテストしても起こらないため原因の特定に難儀した。